• ニュース

Qdos® (キュードス)CWT™ポンプは長寿命化学計量で大きな進歩を遂げました

Qdos® (キュードス)CWT™ポンプは長寿命化学計量で大きな進歩を遂げました

  • 従来のチューブの代わりに独自エレメントでチューブ作用を実現
  • 従来のポンプの全利点とともに高圧下での長い耐用寿命を提供
  • 水処理は初期トライアルで最初に優位性が確認された用途の1つ

Watson-Marlow Fluid Technology Solutions (WMFTS)は、業界をリードするQdos 化学計量ポンプシリーズの中でも次世代に向けた高性能ポンプを発表します。Qdos®移送技術(CWT™)はチューブポンプ技術の機能を拡大し、従来のチューブよりも長い耐用寿命を提供します。CWT™はまた、水処理用途で非常に重要な化学計量および注入作業の精度において優れており、高価な付属機器を必要としません。

Qdos® CWT™ポンプは、事実上従来のチューブポンプのチューブと同じ基本機能を持つ独自の接液エレメントの動作により、ペリスタルティック(蠕動)作用を実現します。この接液エレメントは蒸気閉塞をなくすだけでなく、周囲温度および圧力の変動にかかわらず、安定した信頼できる性能を提供します。さらに、強固な機械設計により、ポンプ寿命を通じて一貫した高い精度が実現されます。

長い耐用寿命

チューブポンプ作用を達成するため、CWTポンプヘッドは、PEEKトラックに対して動作するチューブの代わりにEPDMエレメントを採用しています。その結果、接液エレメントが受ける応力は非常に低くなり、Qdos CWTポンプは従来のポンプと比較して著しく長い耐用寿命を達成します。

Qdos CWTポンプは、水処理用途で優れた精度の化学薬品注入を実現します。このポンプは、後塩素処理サイクル用の次亜塩素酸ナトリウムを含む化学薬品を過度に注入する必要なく導入し、ポンプの寿命にわたって高い精度を一貫して実現します。

 高いユーザー評価

実証できたパイロット拠点の1つは、カリフォルニア州オーシャンサイド市のサンルイスレイ水再生施設です。この施設は市のすべての下水を収集、処理、廃棄していますが、次亜塩素酸ナトリウムのような化学薬品の排気を処理できるチューブポンプをダイヤフラムポンプよりも優先して使用しています。Qdos CWTポンプを設置した結果、この拠点のエンジニアは、圧力の急上昇と気化が多くの従来型ポンプに影響していた用途で、チューブポンプ技術を使用できるようになりました。  設置後、サンルイスレイ施設のポンプ寿命は大幅に伸びました。  

正確で直線的かつ再現性の高い流れを実現する、密閉されたCWTポンプヘッドは、化学薬品への作業者への接触を最低限に抑えるため非常に安全でもあり、工具の必要がなく短時間で交換できます。Qdos CWTユーザーは、液漏れ検出ソフトウェア、故障アラーム、流体回収機能が化学薬品の無駄をなくすため、さらなる操作および環境の安全性を得られます。

 qdos cwt 60

使い勝手および制御

使い勝手に関して、このポンプには、視認性に優れたキーバッドおよびTFTディスプレイと、幅広い外部監視システムとの直接接続機能が備わっています。

「これは当社にとって素晴らしい新製品の発売です」と、WMFTSの戦略的事業開発ディレクターであるMartin Johnstonは語ります。Qdos CWTは、業界をリードするQdos®シリーズの中でも次世代に向けた高性能な化学計量ポンプです。当社は、従来型ポンプの全優位性を保ちながら、従来のチューブ設計よりも耐用寿命を著しく伸ばす技術の構築を目指していました。CWTが幅広いユーザーの運用効率向上の助けとなるのは、初期のユーザー評価から明らかです。より多くのお客様にこのメリットをご紹介できることを心待ちにしています。」

このシリーズの全ポンプと同様、Qdos CWTは、マニュアル、リモート、PROFIBUS、ユニバーサル(自動手動制御)、ユニバーサル+(設定可能な4~20mAの入出力を備える自動手動制御)という、各種レベルの制御機能を提供するラインナップが用意されています。

新しいQdos CWTシリーズは、0.1から500ml/minの流量と最大0.9MPaの排出圧力を実現します。流量制御は最大5000:1で±1%の精度です。工業環境での適性を確保するため、Qdos CWTはIP66 NEMA 4X等級ケーシングを特徴としています。3年保証が標準装備されています。

工業分野の化学計量のためのQdos CWTの発売はまだ始まりに過ぎません。お客様にとってのメリットを他の多くの用途で享受していただくため、当社の販売計画は既に進行中です。

Qdos® Conveying Wave Technology詳細をご覧ください

弊社のニュースレターに登録し、最新ニュースを入手してください

今すぐ登録